若者が夢をつかみ、
実現させる「仕事」がしたい

「なぜ若者が夢を見つけられないのだろう」
大学に入学した私は、社会に対してそんな疑問を常に抱いていました。
その疑問の源は、大学に入学した私に飛び込んできた、未来への主体性を失った学生たちの姿でした。
「受験に失敗した自分には、普通で生きることが精一杯だ」
「やってみたいことはあるけど、どうせ無理だ」
「安定した仕事に就ければいい。なんでもいい」
私はその姿に、絶望すら感じていました。
「この人たちと、次の時代を創っていけるのだろうか」
そんな私の転機となったのは、入学直前、2011年3月11日に発生した東日本大震災でした。
学生たちの姿を横目に、私はボランティア活動を行うため、単身岩手県に向かいました。
そこで出会った日本中の学生が口にしていたこと。
「将来、日本の農業をテクノロジーで効率化させたい」
「子どもたちが自ら学びたいと思える教育機関を作りたい」
「介護職の素晴らしさを若者に伝える人になりたい」
それは未来への夢、希望でした。
そしてそこには、そんな私たちが語る夢を、バカにせず、真剣に聞き、受け止めてくれる
多くのNPO関係の大人の姿がありました。

きっと、どんな学生にも夢があるはず。
きっと、どんな学生にも可能性があるはず。
その夢を、可能性を、育てていくこと、
その担い手を育てていくことが必要なのだ。
その時、それが私の夢となりました。

私も、若者の夢をサポートしたい。
この国の次の未来を創る若者を支援し、
共に持続可能な社会を創造したい。
私が未来をつかんだ瞬間でした。

そして大学卒業後、若者のキャリア支援を行うNPO法人を立ち上げ、現在も活動を行っています。
7年間、学生への直接のキャリア支援や中小企業の経営者との交流の場づくりなどの活動をする中で、たくさんの若者が夢を見つけ、自分らしく巣立って行きました。
一方で、見えてきた課題もありました。
それは企業と学生、「はたらく」こととのマッチングでした。

人と組織がイキイキと育てば、社会は変わる

人口減少時代に中小企業が生き残るためには

新卒の学生たちには大きな可能性があります。
中小企業が中途採用でその可能性がある人材を獲得するためには、莫大なコスト投下が必要です。
新卒市場に存在している可能性（人財）をいち早く獲得することこそが、人口減少時代に中小企業が生き残る唯一の方法だと考えています。
地方の中小企業（産業）が生き残れなければ、地方から人（働き手）がいなくなります。
人がいなくなれば、地方は消滅していきます。
私たちが育った地域を未来に残し、持続可能な形で発展させたい。
そのための、新卒採用を通した人と組織の変革こそが、私たちの使命です。
一人でも多くの人と組織が、未来を拓ける、夢を実現できる、そんな社会を創っていきたい。
私たちと共に、その一歩をはじめませんか？

株式会社Growvely　代表取締役　井口 陽平